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屋根塗装以外のリフォームの種類(カバー、葺き替え)と相場

藤吉 崇史

塗装は、葺き替えやカバー工法と比較すると、最も安価で工期も短いです(塗料や屋根の状態によもよる)。また、最近は遮熱や断熱塗料も販売しているので、ちょっとした機能を付けることもできます。

ただし、屋根材自体の劣化がひどい場合は塗装では対応できません。そんなときは、カバー工法、葺き替えというリフォームが必要になります。

このページでは、カバー工法や葺き替えについて説明しています。

カバー工法の特徴

カバー工法は、既存の屋根材を残したまま、その上から新たに防水シートと軽い屋根材を設置する工法のことです。カバー工法にも大きく分けて2つの方法があります。

1つ目が、既存の屋根材に防水シートと屋根材を葺く方法で、下地に傷みが無い場合に用いる方法です。

2つ目は、既存の屋根に野地板を先に敷き、その上から防水シートと屋根材を葺く方法で、下地に傷みがある場合に用いる方法です。

野地板が傷んでいる場合は、防水シートを貼る前に野地板を設置する事で対応できます。野地板が傷む理由は、屋根の重量と経年劣化による含水がほとんどです。

注意点として、一度カバー工法で補修すると、今後の火災保険が適用できなくなる可能性があります。

通常、突風や強風、雹、積雪によって損害を受けた場合、火災保険に付帯している「風災・雹災・雪災」補償を申請すると補償を受けることができます。

しかし、カバー工法で修理した屋根は火災保険が使えなくなる可能性が高く、保険金が払われる内容が「原状回復」か「被災部位の修繕」となります。

カバー工法ができない屋根材

カバー工法ができない屋根材は、瓦、セメント瓦、洋瓦等、重量があり形状が複雑な屋根です。また、屋根全体で複雑な作りになっていると施工が不可能は場合があります。

施工料金の相場

100㎡に対するカバー工法の相場は以下の通りです。(足場込み)

・アスファルトシングルによるカバー工法:80~110万円(税抜)
・直接下葺き材張りカバー工法(金属屋根):90~130万円(税抜)
・野地板増し張りカバー工法 (金属屋根):110~150万円(税抜)
・ガルバリウム鋼板屋根へのカバー工法:150~190万円(税込)
※アスベスト入り、野地板新設、板金交換あり

カバー工法のメリット・デメリット

カバー工法は、葺き替えと比較すると、既存の屋根材の撤去・処分する手間と費用が掛からないため、コストも低く工期も短く施工することが可能です。

既存の屋根の上から屋根を新設するので遮熱、断熱、防音効果にも優れています。

最近、施工されている屋根材のほとんどが断熱材を含んだものが多いので、屋根に対する熱対策機能は年々解消されています。

デメリットは、カバー工法は既設の屋根の重量に新設屋根の重量が上乗せされるため、屋根に重みが増して耐震性に影響が出る点です。地震が発生した際に、屋根の重さによって揺れが大きくなります。

またカバー工法を行うときは、新設するルーフィングシートや屋根材を固定する際にも注意が必要です。

既存屋根から野地板にかけてビスを使用しますが、ビスから伝う雨水からが原因で雨漏りに発展する可能性があります。

さらに一部の例として、カバー工法が行いにくい複雑な形状の屋根で施工した際に、ルーフィングシートが屋根の形状に合わず設置不良を起こし、それにより生じた隙間から浸水するケースもあります。

葺き替えの特徴

葺き替えは、既存の屋根材を全て撤去し新たに防水シートと屋根材を葺く工法です。

カバー工法と違い屋根を葺き替えので、日本瓦、洋瓦、セメント瓦、カラーベスト、アスファルトシングル、金属瓦屋根(瓦棒)など、あらゆる既存屋根材で施工できます。

葺き替えをする際は、長年屋根の重みの影響で、たわみや歪みが発生しているので野地板も交換します。

屋根材の種類はいくつかありますが、中でも陶器瓦やガルバリウム鋼板などの金属屋根であれば耐久性も長く、メンテナンスの心配も解消することが可能です。

施工料金の相場

・葺き替え撤去・処分費
湿式工法(土葺き):4,600円/㎡
乾式工法(土無し):2,600円/㎡

・屋根材
ガルバリウム鋼板:6,500円/㎡
石粒付きガルバリウム鋼板:7,500円/㎡
ルーガ:8,500円/㎡
瓦棒:4,900円/㎡
立平:4,800円/㎡
コロニアル:5,500円/㎡
アスファルトシングル:4,800円/㎡
陶器瓦:5,000~7,000円/㎡

葺き替えのメリット・デメリット

葺き替えの場合、既存の屋根材より軽量化することで、耐震性に優れるような作りにできます。

耐久性は新設した屋根材によって異なるため、性能やデザイン、コストなど様々な点を考慮して選ぶといいでしょう。

塗装・カバー工法・葺き替えを比較

  塗装 カバー工法 葺き替え
費用 安い 普通 高い
耐久性 塗料による 屋根材による 屋根材による
工期 短い やや短い 長い
断熱、防音効果 塗料による 効果が大きい 屋根材による
耐震性 影響なし 悪い 屋根材による

屋根材ごとの耐用年数と適したリフォーム方法

スレート瓦、セメント瓦(モニエル瓦)

耐用年数は約30年です。スレート瓦、屋根材別の耐用年数に合わせてカバー工法を行う事が適しています。

セメント瓦(モニエル瓦)は、形状からカバー工法が不可能なので、屋根材の寿命に合わせて葺き替えをすることが適しています。

トタン

耐久年数は約20年です。トタンも、スレート瓦と同じで、屋根材別の耐用年数に合わせてカバー工法を行う事が適しています。

陶器瓦

耐久年数は約50~80年です。陶器瓦は形状からカバー工法が出来ないので、葺き替えしか方法はありません。

陶器瓦の場合、屋根材の寿命がかなり長いのですが、屋根のルーフィングシートの寿命が約30年なので、それに合わせて葺き替えを行うのが最適です。

雨漏りはカバー工法と葺き替えで止まる

雨漏りが起こる場合、屋根材のルーフィングシートの破断と野地板の劣化によるもの、もしくは複雑な屋根の形状から起因するものがほとんどです。

カバー工法の場合は、雨漏れ箇所の上から野地板やルーフィングシートを設置する工法なので、雨漏りを止めることができます。

葺き替えであれば、下地の補修から行うことができるため、雨漏りの原因を根本から解消することが可能です。

アスベストを含んだ屋根材のリフォームにはカバー工法がオススメ

アスベストは、人体に有害となる物質、石綿です。論文がきっかけで2004年までに石綿を1%以上含む物質の出荷が禁止され、2005年に「石綿障害予防規則」が施行されました。

アスベストが含まれる屋根材は、現在処分費用が高くなり、さらに撤去時にアスベストが飛散するため、リフォームを行う際はカバー工法が推奨されています。

粘着性のルーフィングシートで屋根材を覆うため、アスベストの飛散を防ぎ処分もなくなります。

まとめ

屋根材によってメンテナンス方法が様々ある中で、塗装以外の方法を説明しました。

今までは、屋根材の寿命が来ると、葺き替えを行うことが最適とされていましたが、葺き替えと比較しローコストで工期短縮、安全性を考慮したカバー工法が主流となっております。

屋根材によって、施工ができるか?できないか?異なりますが、リフォームの需要が増えている今、住宅の状態に合わせて選択肢は増えております。

どの工法が自分の家に適しているかわからない場合は、プロの目から見てアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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