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失敗しない塗装業者の選び方|6種類の業者比較・チェックポイント・悪徳業者の見分け方を徹底解説

藤吉 崇史

塗装業者と聞いてどんな会社の人たちをイメージしますか?塗装を行う会社はさまざまであり、塗装専門店から工務店、ハウスメーカー、リフォーム会社と多岐にわたります。

それぞれの会社に特徴がありますが、皆さんは実際に施工を依頼するのであれば、どの会社を選びますか?

今回は業者に関するアンケートを取り、結果を基に塗装業者の種類別比較、信頼できる業者の見分け方、悪徳業者の特徴、契約前の質問リストまで、後悔しない業者選びの完全ガイドをお届けします。

アンケート「依頼するならどの会社?」内容と結果

質問 塗装をお願いするならどの会社に依頼する?
回答割合 塗装専門店:61人
工務店:17人
ハウスメーカー:12人
リフォーム会社:10人
有効回答数 100サンプル
結果と考察 選択した理由の中で、一番多く挙げられていたのが塗装のことはプロに頼んだほうが安心という意見でした。自分の家を建てた地域の専門店ということもポイントのようで、昔から信頼され、地域の塗装を数多く担当してきたからこそ技術力も高く評価されていると考えられているようです。一回だけの塗装ではなく、将来を見据えた長期的な付き合いを想定している人も見受けられました。

工務店を選択した方に多く挙げられたのが、「知り合いが働いている」「費用面で融通が利くから」といった意見でした。街の工務店だと地域密着で相談しやすいのかもしれません。

また、ハウスメーカーに関しても家を建てた際にお世話になったからという、仕事を以前に受けているから選ぶという回答が目立ちました。家の建設時から関わっているということで相談がしやすいというのが大きな理由として挙げられます。

リフォーム会社の場合は、塗装はもちろんその他の補修の際にも相談しやすいという意見が寄せられています。家のリフォームのすべての知識を備えているのでその点は安心といえるでしょう。どの業者を選ぶにしても信頼できるかどうかが肝になるようです。

アンケート「業者選びの情報源は?」内容と結果

きちんと塗装を行ってくれる業者に出会えるかどうかは、今後の家の10年、20年を左右するだけに、塗装業者を探す際の情報源には正確性が求められます。

先ほどのアンケートでは「どの会社に塗装を依頼するか」を調査しましたが、では皆さんは何を頼りに塗装業者を探しているのでしょうか。

質問 塗装業者を選ぶ際に参考にする情報源は何ですか?
回答割合 知人からの紹介:47人
インターネット:47人
新聞広告・チラシ:4人
業者からの電話:2人
有効回答数 100サンプル
結果と考察 やはり信用できるのは、知人からの口コミであるという意見が大半でした。実際に家の施工を依頼した人の実体験にもとづく意見を聞くことが一番安心できるようです。

また、インターネットに関しても多くの人が重宝しているようでした。今の時代、ホームページを持たない会社の方が珍しいといえるだけに、インターネット上のさまざまな情報を集め、ご自身で情報を精査する人が多いようです。

口コミやインターネットのほかにも、毎日のように新聞に入っているチラシや広告も大事な情報源となりますし、実際に家に訪れる業者の営業の声に耳を傾けることも大切であるという意見もありました。人伝いの情報ではなく、現場の生の声をくわしく聞きたいと考えている人も少なくないようです。

アンケートに答えてくださった方の声

塗装をお願いするならどの会社に依頼する?

【塗装専門店に依頼する方】

◆塗装を依頼する際には、やっぱり塗装専門店にお願いしたいところです(20代/男性/会社員)

◆塗装のプロならばいろいろとくわしいと思いますし、専門性が高そうに感じます(40代/女性/パートアルバイト)

◆地域密着で施工している専門業者がいいです。ハウスメーカーや工務店などが間に入ると中間マージンが発生してしまいます(30代/男性/自営業(個人事業主))

【その他に依頼する方】

◆地元の専門業者に依頼した方がアフターケアを頼みやすいです(40代/男性/会社員)

◆塗装以外の工事についても、その後もいろいろと仕事を依頼したいと思いました(40代/女性/パートアルバイト)

◆費用面で融通が聞きやすいのと、知り合いに工務店で働いている人がいるので安心です(30代/女性/専業主婦)

◆家を建てたハウスメーカーだと、色々と相談に乗ってくれそうだと思いました(40代/女性/専業主婦)

◆塗装のついでに家の中の気になるところの修理を依頼したいと思っています(50代/女性/専業主婦)

塗装業者を選ぶ際に参考にする情報源は何ですか?

【その他に情報源を参考にする方】

◆くわしくわからないので、新聞広告やチラシを見て参考にしています(30代/女性/専業主婦)

◆以前、近所で外壁塗装した家があったらしく、チラシをもらって参考にしたことがあります(40代/女性/パートアルバイト)

◆メーカーからDMが来るので、価格を下げたときに頼みます。それから近所の家の外壁リフォームの業者の様子も見ます。メーカーはたいていは行儀のいい職人が多いです(30代/女性/無職)

◆積極的な営業に好感を持つので、業者からの電話は参考になります(30代/男性/無職)

◆インターネットなどは信憑性にかけるので、直接業者からの情報を信頼します(20代/男性/学生)

現場のプロが「塗装業者の種類や特徴と選び方」を解説!

外壁・屋根塗装は、80〜150万円の高額な買い物です。どの業者に依頼するかで、工事の品質・費用・10年後の建物の状態まで左右されます。

業者選びを間違えると、

・中間マージンで適正価格より20〜30%高くなる
・下請け業者の腕次第で仕上がりがバラつく
・工事後の不具合に誰も対応してくれない
・訪問販売の悪徳業者に契約させられる

という事態になりかねません。

一方、信頼できる業者を選べば、

・適正価格で良質な施工
・一貫した責任体制で対応
・アフターフォローで建物が長持ち
・10年、20年と長く付き合える

このページでは、塗装業者の種類別の特徴から、信頼できる業者の見分け方、悪徳業者の典型的な手口まで、お客様が後悔しない業者選びをするための情報をお伝えします。

塗装業者は大きく6種類|それぞれの特徴と費用相場の違い

塗装を依頼できる業者は、大きく分けて以下の6種類です。それぞれ特徴・費用・施工体制が異なります。

【オススメ】塗装専門店(自社施工)

塗装に対する専門知識が豊富で、自社の職人がいる場合がほとんどなので、しっかりとした見積りや提案内容です。また、職人と直接やり取りができるので要望も伝えやすいメリットがあります。

さらに、自社職人による施工だと中間マージンが発生しないため、ハウスメーカーや工務店、リフォーム会社に比べ適正価格で、より高グレードな塗料や最新塗料を使えます。

ただし、実績や対応は業者によっても差が大きく、塗装専門店の中にも資格を持っていない業者や悪徳業者も存在するので注意が必要です。

■専門店を探す方法

塗装専門店を探す方法としては、インターネットで口コミやホームページなどを調べて直接業者に連絡をするか、一括見積りサイトを利用する方法がほとんどかと思います。ただし、残念ながら全ての塗装専門店が良いというわけではありません。

専門店の中でも業者選びのポイントは、

・創業年数や施工実績は豊富か?
・代表が職人で専門知識があるか?
・資格や県知事の許可書などを自社で保有しているか?
・保証内容や管理体制はしっかりしているか?
・お客様の要望にあった提案ができているか?
・お客様の疑問点に的確に回答できているか?

創業年数は、長いほど安心できます。最低でも10年以上は地元で営業している業者がオススメです。保証に関しては、塗料にも異なりますが、シリコンで5年~7年、フッ素・無機で7~10年が一般的です。

ハウスメーカー

建物を建てたハウスメーカーであれば、建物特有の構造を把握しており、大手ならではの保証制度も利用できます。

しかし、ネームバリューもあり安心できると思うかもしれませんが、自社の塗装職人がいないため、実際の施工は中間業者が何社か入り下請けが作業することになります。そのため、職人だと技術にバラツキがあり、仲介マージンも発生するので施工金額が高くなります。

また、新築を建てることが主な仕事のため、見積りに来る営業マンは塗装に関しては専門的な知識が少ないことが多いです。

工務店・建築会社

工務店はハウスメーカーよりも地域に分散しており、様々な分野の仕事を引き受けられます。そのため、他のリフォーム工事と一緒に依頼も可能です。

ただし、ハウスメーカーと同様、自社に塗装職人がいることは少なく、中間業者が何社か入るため、マージンが発生します。

建築知識は豊富ですが、塗装に関して専門業者ではないため、見積り・提案がありきたりのものが多いです。

リフォーム会社

リフォーム会社であれば、塗装以外の住宅に関する様々なリフォームにも対応できます。

ただ、塗装に関しては自社に職人がいないことが多く、下請け施工によりマージンが発生するため、金額が高くなります。また担当者の塗装専門知識にもばらつきがあり、営業色が強いケースもデメリットとして挙げられます。

ホームセンター・家電量販店

ホームセンターや家電量販店は、気軽に相談できる窓口や大手の安心感といった点がメリットと言えます。

ですが、基本的に担当者は専門知識が無く、施工も下請け業者が行うため、中間マージンにより費用が高くなります。下請け業者の質にもバラツキがあり、塗装は専門外なので見積りや提案内容がワンパターンになりがちです。

訪問販売業者

飛び込みで営業をするような訪問販売業者は、基本的に塗装知識や施工知識が乏しく、マニュアル営業の会社がほとんどです。

はじめに相場よりも高い金額を提示して「本日限りの大幅な値引きをします!」と言い即決を迫ってきたり、「今すぐ修理しないと危険」などと過度に不安を煽って契約を取ろうとする手口が多いです。

また、職人を抱えていないので、施工は下請け業者に丸投げするため、工事後のトラブルが一番多いと言われています。

すべての業者に当てはまるわけではありませんが、訪問販売業者は高額請求や手抜き工事を行う可能性が非常に高いため要注意です

→ 詳細:トラブル急増中!訪問販売の塗装会社には注意

「自社施工」vs「下請け」の違い|中間マージンの実

外壁塗装業者には「下請けに外注する会社」と「自社施工する会社」の二種類があります。

「下請けに外注する会社」とは、大手のハウスメーカーや建築会社、工務店やリフォーム会社のことで、これらの会社や最近増えてきているホームセンター紹介の場合は、下請け・孫請けが実際の施工を行うところがほとんどです。

契約や説明に来た営業マンと塗装業者は、まったく別の会社と考えた方がよいでしょう。一方、塗装専門店は職人が在籍しているため、自社施工が基本になります。

自社施工とは

塗装専門店は自社に在籍している職人が施工するので、中間マージンは0円です。大手より価格が抑えられるのが最大のメリットでしょう

もちろん専門知識を持った職人がすぐそばにいるので、疑問点に明確な答えをもらえるのも信頼につながります。

ただし、大々的に宣伝をしていないことが多い塗装専門店は、ある意味大手より選ぶのが難しい面もあります。口コミや知人の紹介などを頼りにいい業者を見極めることが重要になります。

下請け施工とは

下請け施工とは、営業や受注は元請け(ハウスメーカー・工務店など)が行い、実際の施工は別の塗装業者(下請け)に外注する体制です。

もちろん下請けを使っている業者が悪いということではありませんが、手数料として「中間マージン」が発生したり、人件費や広告宣伝費がかかるため、どうしても価格帯が高くなります

また、請負元や営業が塗装について知識不足ということもよくあり、デメリットも少なくありません。

ですが、知名度のあるハウスメーカーや建築会社は信頼度が高く、安心して施工を任せることができるというメリットもあります。実際、仕事が丁寧なことはもちろん、保証がしっかりしていることやクレームへの対応が早いのも特徴のひとつです。

■中間マージンの仕組み

例えば工事代金が120万円の場合、

【自社施工の場合】
お客様が120万円支払い → 塗装専門店(材料費+人件費+利益)

【下請け施工の場合】
お客様が120万円支払い → 元請け(ハウスメーカー等) → 中間マージン約20〜30%発生 → 塗装業者(実際の施工)の手元に入るのは80〜90万円

つまり、同じ120万円でも、お客様が受け取る「塗装の質」は2〜3割減になっているのが実態です。逆に、同じ品質を自社施工で受けるなら80〜90万円で済む計算になります。

下請け施工のもう一つの落とし穴

「契約した会社」と「実際に施工する人」が違うため、要望が正確に伝わりにくい

下請けが施工を行う会社の場合、お客様とやり取りするのは元請け会社のため、実際に施工する職人と話す機会はありません。

そのため、お客様の要望が正しく伝わっていなかったり、そもそも下請けには話が届いておらず、納得のいく仕上がりにならない可能性があります。

また契約した会社がいい加減な場合、契約を取るためにお客様の要望をすべて受け入れた結果、実際には対応ができない内容だったことでトラブルに発展するケースもあります。

不具合発生時の責任所在が曖昧になりやすい

下請け施工の場合、施工中にトラブルが起きたり、施工直後に不具合が発生した際、元請けと下請けのどちらに責任の所在があるか曖昧になりやすいです。

解決までに時間がかかったり、担当者と連絡がなかなか取れない状況が続き、結局うやむやにされたまま対応してくれないというケースもあります。

下請け業者を切り替えることもあり、品質が一定しない

下請け業者を切り替えたり、複数社の下請け業者を使っている会社の場合、施工品質が安定しません。

お客様には実際に施工する会社の実績や技術力などの情報は入ってこないため、本当に信頼できる職人に依頼したいという場合は、自社施工の業者を選ぶ必要があります。

塗装業者選びの7ステップ|失敗しないための進め方

業者選びは段階的に進めることで、悪徳業者を回避し信頼できる業者にたどり着けます。

STEP 1:情報収集

・インターネットで地元の塗装業者をリサーチ
・口コミや施工事例などホームページの内容を確認
・知人や近所の塗装経験者に聞く

業者を探す方法はいくつかありますが、まずはインターネットで地元の塗装業者を検索するのが効率的です。チラシやインターネット広告などを行っている業者もいますので、目に留まった業者はチェックしておくといいでしょう。

身近に塗装工事を行ったことがある人がいる場合は、業者選びで大事なことや困ったことを聞いてみたり、実際に塗装をした業者を紹介してもらう方法もあります。

STEP 2:候補を3〜5社に絞り込む

・自社施工の塗装専門店を中心に
・ホームページの内容や施工事例が充実している会社を優先
・創業年数や実績数を確認

ホームページで施工実績や会社の所在地、創業年数、資格の有無などを確認します。もし気になる業者がいた場合は、口コミや評判も調べてみましょう。

STEP 3:問い合わせ・現地調査依頼(2〜3社)

・電話やフォームから問い合わせ
・現地調査と無料診断を依頼
・「相見積もり中」と正直に伝える

見積依頼をする際は、2~3社程にお願いするのが望ましいです。1社では適切な見積内容なのかを判断できませんし、5社以上になると多すぎて検討しにくくなります。

塗装業界は複数社から見積もりを取るのが当たり前のことなので、業者に問い合わせる際も「相見積もりしている」と正直に伝えて問題ありません。相見積もりしていることで態度が変わるような業者は信頼できないと言えます。

STEP 4:現地調査・診断書受け取り

・各社の調査の丁寧さを観察
・診断書や写真の質を比較
・担当者の対応や人柄をチェック

複数社から見積もりを取る場合は、業者ごとに現地調査の時間が被らないよう日時を調整しましょう。

調査にかかる時間は業者によっても異なりますが、30分~1時間程度です。10分程度で早く調査を終わらせてしまうような業者には要注意です

現地調査では建物の状況を把握するだけでなく、各社の作業の丁寧さや対応を見極めるチャンスでもあります。施工することになった場合、2~3週間は敷地内を出入りすることになりますので、業者との相性を確かめておくことも重要なポイントです。

→ 関連記事:事前調査・現地調査はどのようなことをするか?

STEP 5:見積書を比較

・価格だけでなく内訳の透明性
・塗料のメーカーと商品名、グレードの明記
・工程の詳細(下塗り・中塗り・上塗り回数)

現地調査から見積書提出までの時間も業者によっても異なりますが、一般的には最短で3日~2週間程度です。

見積書を比較する際は、工程・数量・使用する材料・単価を確認します。塗装の部分に関しては塗料メーカーと製品名が書かれているかチェックします。

注意が必要な見積書は、数量や単価が書かれておらず「一式」の記載ばかり、数量・単価が他の見積書と比べて明らかに大きい・高い、使用する材料のメーカー・製品名が書かれてない、下地処理の工程が詳しく書かれていない等です。

→ 関連記事:見積書のチェックポイントとは?

STEP 6:質問・確認

・不明点はすべて質問
・保証内容を書面で確認
・アフターフォローの仕組みを確認

少しでも気になる点があれば質問してみてください。質問した時に明確に応えてくれるか、わかりやすく説明してくれるかを確認することで、その業者の知識量や経験値を見極めることができます。

保証内容・アフターフォローについては必ず書面で提出してもらうようにしましょう。補償範囲や期間、対象の不具合、対象外の事項などが記載されているか確認します。

詳細を書面で残しておかずに口約束のみで済ませてしまうと、不具合が起きた際に「保証の対象外です」と言われて対応してもらえない可能性があります。

STEP 7:契約・着工

・家族と相談して納得して契約
・即決を迫る業者は避ける
・クーリングオフ可能な期間も確認

見積もりを取ったからと言って必ず契約をしなければならないというわけではありませんので、お客様が納得したうえで契約に進むことが大切です。

契約を急かしてきたり、即決を迫ってくる業者には要注意です。優良な業者であれば比較・検討する時間を設けてくれます。

信頼できる業者の見分け方|10のチェックポイント

優良業者を見分けるポイントとして、次の点をチェックしてみましょう。

① 自社施工で職人が在籍している
→ 中間マージンなしで適正価格、責任の所在が明確。

② 創業年数が長い(10年以上)
→ 長く続いている=顧客の支持を得ている証拠。倒産リスクも低い。

③ 過去の施工事例を多数公開している
→ 具体的な事例・お客様の声があれば実績の信頼性が高い。

④ 現地調査・診断が丁寧(30分~1時間程度)
→ 建物全体をしっかり見て、写真付き診断書を発行してくれる。

⑤ 見積書の内容が詳細で透明
→ 塗料のメーカー名・商品名、塗布回数、面積、足場費用などが明記されている。

⑥ 保証・アフターフォローが書面で提示される
→ 保証期間・対象範囲・免責事項が明記された保証書がある。

⑦ しつこい営業をしない
→ お客様のペースで検討させてくれる。即決を迫らない。

⑧ 質問に対して誠実に答えてくれる
→ 専門用語を分かりやすく説明できる。メリットだけでなくデメリットも正直に話す。

⑨ 塗装技能士・1級塗装技能士が在籍
→ 国家資格の有資格者がいる業者は技術力の証明。

⑩ 地元密着で評判が良い
→ 近隣での施工実績、地元での口コミが確認できる。

要注意!悪徳業者の典型的な特徴

逆に、以下の特徴を持つ業者は契約を見送るべきです。万一、契約してしまった場合は訪問販売であれば8日以内のクーリングオフで解約可能です

① 突然の訪問営業
→ 「近くで工事をしていて気になった」「無料で点検中」と接近してくる。

② 過度に不安を煽る
→ 「このままだと雨漏りします」「他社は手抜きが多い」など。

③ 即決を迫る
→ 「今日決めてくれれば大幅値引き」「キャンペーンは本日まで」など。

④ 「足場代無料」「モニター価格」を強調
→ 塗装に必須の足場を無料にできるはずがない。他項目に上乗せしている可能性大。

⑤ 屋根に勝手に上がる
→ 点検と称して登り、わざと部分破壊するケースも。

⑥ 見積書が大雑把・口頭で金額を伝える
→ 「外壁一式80万円」など内訳が不明瞭。

⑦ 連絡先が携帯電話のみ・所在地が不明確
→ 事務所が存在しない。すぐに倒産する可能性あり。

⑧ 契約を急ぐ・サインの場で支払いを求める
→ 着工前の全額前払いを要求するなど。費用を持ち逃げするリスク大。

⑨ 他社の悪口を言う
→ 自社の魅力で勝負せず、他社を貶めて契約を取る手法。

⑩ 工事中の連絡・進捗共有がない
→ 工事に入ると音信不通になり、後でトラブルになる。

業者に質問すべき10のこと

現地調査・打ち合わせの場で、以下の質問を投げかけることで業者の力量と誠実さが判断できます。

Q1. 「自社施工ですか?下請けですか?」
→ 自社施工の業者は責任体制が明確。下請けの場合、誰が実際に施工するかを必ず確認。

Q2. 「塗装技能士など、資格を持った方は何名いますか?」
→ 国家資格の有無は技術力の指標。実際に施工する職人が資格保有者なのかも確認しておくと確実。

Q3. 「うちの建物に最適な塗料は?選択肢は何種類ありますか?」
→ プランを複数提案できる業者は知識や経験が豊富。1択しか出さない業者は要注意。

Q4. 「下塗り・中塗り・上塗りはそれぞれ何回塗りますか?」
→ 通常3回塗りが標準。2回と言われた場合は必ず理由を聞く。

Q5. 「工期はどのくらいで、雨が降った場合はどう対応しますか?」
→ 経験豊富な業者は具体的な対応策を示せる。

Q6. 「保証は何年で、対象範囲はどこまでですか?書面でいただけますか?」
→ 保証書を渋る業者は信頼できない。必ず書面で詳細を残してもらうことが重要。

Q7. 「過去の施工事例を見せていただけますか?」
→ 写真・事例が豊富で、できれば近隣の事例があると安心。

Q8. 「工事中のご近所への配慮はどうされますか?」
→ 経験豊富な業者ほど近隣対応のノウハウがある。

Q9. 「アフターフォローの内容と頻度を教えてください」
→ 定期点検の体制が明確な業者は長期視点を持っている。

Q10. 「複数社で相見積もりを取っています」と伝える
→ 不機嫌になる業者は要注意。「ぜひ比較してください」と言える業者が信頼できる。

一括見積もりサイトの活用と注意点

「複数業者を一度に比較できる」というメリットで人気の一括見積もりサイト。メリットとデメリットを理解した上で活用しましょう。

メリット

・複数社から効率的に見積もりを取れる
・比較検討の時間を短縮できる
・お断り代行サービスがある

デメリット

・一括見積もりサイトに手数料(紹介料)が発生するため、見積もりに価格を上乗せされる可能性がある
・自分で業者を選ぶことができない
・エリアによって紹介される業者数が異なる。1社のみの場合もあり。

推奨する活用方法

・一括見積もりだけに頼らず、直接探した業者と組み合わせる
・紹介された業者の口コミ・評判を別途確認
・担当者の対応や人柄を重視する

→ 関連記事:一括見積りサービスを利用するメリット・デメリット

業者選びでよくある失敗パターン

業者選びで失敗しないためにも必ず2〜3社で相見積もりを取り、書面で内容を確認してから契約しましょう。即決せず、家族と相談する時間を作ることも非常に重要です。

塗装業者選びで陥りやすい失敗例をご紹介します。

パターン1:価格だけで選んでしまった
最安値の業者を選んだが、塗料のグレードが低く5年で再塗装が必要に。結果的に高くついた。

パターン2:訪問販売の即決契約
「今日だけの特別価格」に押されて契約したら相場より3割高く、しかも施工も雑だった。

パターン3:ハウスメーカーに頼んで割高に
ブランドの安心感だけで依頼したが、下請け業者の施工で、ハウスメーカーの料金は通常価格の1.3倍だった。

パターン4:知人の紹介で断りづらく契約
紹介された業者と相性が悪かったが、知人の手前断れず契約してトラブルに。

パターン5:1社のみの見積もりで判断
他社と比較せず契約したら、実は相場の2倍の金額だった。

パターン6:保証書の内容を確認しなかった
「10年保証」と言われたが、保証書には実は「外壁塗膜のみ3年」と記載されていた。

パターン7:アフターフォロー体制を確認しなかった
施工後、業者から音沙汰なし。不具合が出ても連絡がつかない。

よくある質問(FAQ)

Q1. 塗装専門店と工務店、どちらに頼むのがいいですか?

A. 塗装だけなら塗装専門店がコスパ・品質ともにおすすめです。建築・リフォームを同時に行うなら工務店も選択肢になります。

Q2. ハウスメーカーで建てた家ですが、塗装も同じハウスメーカーに頼むべきですか?

A. 必須ではありません。ハウスメーカー独自の外壁材を使用している場合は事前確認が必要ですが、多くは塗装専門店でも対応可能です。

ただし、他社で工事を行うとハウスメーカーが提供している保証を受けられなくなります。保証内容や対象期間なども考慮したうえで業者を選ぶことが大切です。

→ 詳細:有名ハウスメーカーが建てた家を塗装する際の注意点

Q3. 何社くらい見積もりを取るべきですか?

A. 2〜3社が目安です。1社だと比較できず、5社以上だと検討が大変になります。

Q4. ホームページがない業者は信頼できませんか?

A. 必ずしも信頼できないわけではありませんが、現代ではホームページ・施工事例の公開は最低限の信頼性の指標と言えます。ない業者は他の方法で実績を確認しましょう。

Q5. 知人に紹介された業者は安心ですか?

A. 一定の信頼性はありますが、「紹介だから」と相見積もりを取らないのは避けましょう。価格・内容を客観的に判断することが大切です。

Q6. 大手と地元密着、どちらがいいですか?

A. 一概には言えませんが、塗装は地域の気候特性が大きく影響するため、地元密着業者の知見が活きやすい工事です。

Q7. 訪問販売で契約してしまいました。どうすればいいですか?

A. 契約から8日以内ならクーリングオフで無条件解約できます。すぐにお住まいの地域の消費生活センター(消費者ホットライン188)にご相談ください。

Q8. 業者を変更することはできますか?

A. 着工前なら可能です。契約書の解約条項を確認し、必要に応じて消費生活センターに相談しながら進めましょう。

まとめ

業者選びは、外壁・屋根塗装を行う上で一番重要です。どんなに良い塗料を使っても、塗装する職人が良くないと、塗料が持つ性能を発揮できません。

そのため、お客様自身が最低限の知識として、業者の種類を理解しておくことが重要です。

ハウスメーカーはブランド力が高く安心できると思ってしまいそうですが、実際に塗装するのは下請けの職人なので仲介マージンがかかり、料金が高くなってしまいます。

仲介マージンがかかる点は、工務店やリフォーム会社、家電量販店なども同じなので、オススメできません。

塗装に関しては、塗装専門店に依頼するのが一番です。

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