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雨漏りの調査方法の種類と調査事例

藤吉 崇史

家の場合は、建築材料や素材の耐用年数がある程度決まっているので、適切なタイミングで点検や補修することにより、快適な状態で住み続けられる時間を長く維持できます。

特に雨漏りは、建物に重大なダメージを及ぼすため、しっかりとした調査を行い、早期に修繕することが重要です。

雨漏りの調査方法は、主に6種類があり、それぞれに特徴があります。こちらのページでは、雨漏りの調査方法の種類と特徴についてご紹介しています。

雨漏り調査の種類

雨漏り調査は、目視調査、散水調査、赤外線カメラ調査、ファイバースコープ調査、発光液調査、ガス調査の6種類があり、雨漏りの状況などによって使い分けます。

目視調査

目視調査とは、屋根や屋根裏、外壁、内壁を目視・接触・打診し、雨水の侵入経路を特定する調査です。

目視調査の費用は無料です。ただし、目視で確認するだけでは雨漏り箇所を断定することが出来ないため、目視調査後に有料の散水調査を行う必要があります。

散水調査

散水調査とは、雨水の侵入経路と疑われる箇所にシャワーホース等で散水し、雨漏りを再現することで原因を特定する調査です。

一カ所に10~30分程散水し、特定できるまで同じ作業を繰り返します。

散水方法や時間は建物の構造によって異なり、経験を基に散水の仕方をコントロールして雨漏りを再現するため、実績豊富な業者に依頼する必要があります。

費用は5~20万円程です。水道代は依頼主負担で、散水箇所によって金額が変動します。また、足場が必要な場合は別途足場料金が発生します。

赤外線カメラ調査

赤外線カメラ調査とは、建物を赤外線カメラで映し出して温度差を観察する調査で、建物に負荷をかけずに状況を確認することができます。

赤外線カメラ調査は、目視で雨水の侵入経路の目星を付けたうえで行い、極端に温度が低い箇所を雨水侵入箇所と推測します。

費用は、雨漏り調査の中で最も高額です。

弊社でも赤外線カメラ調査は行うことは可能ですが、雨が降った翌日や空調の使用によって誤差が生じる場合があるため、あまり使用しておりません。

ファイバースコープ調査

ファイバースコープ調査とは、超小型カメラを手の届かない箇所に投入し、手物ちの液晶ディスプレイに映る動画や静止画を見て、雨漏り箇所を特定する調査です。

主に天井裏、軒天内部、壁面部、換気口などを調べる時に使用されます。

※弊社では、ファイバースコープ調査は行っておりません

発光液調査

発光液調査とは、発光液を混ぜた調査液を原因箇所と思われるところに流し込み、屋根裏から紫外線を当てて発光箇所から侵入経路を特定する調査です。

複数個所から雨漏りをしている時に用いられ、調査液の発光色を変えることによって、どの進入口からどこで雨漏りしているかを確認できます。

調査液は数日で発光が消え、建材の退色や変色も起こらないため、建物への負担はありません。

※弊社では、発光液調査は行っておりません

ガス調査

ガス調査とは、雨水が漏れている箇所からトレーサガスを送り出し、雨水の侵入方向とは逆方向から原因箇所を特定する調査です。

マンションなどのRC構造に向いている調査方法になりますが、建物の構造の問題から侵入口が断定できない場合があるので、判断には建物の構造や施工方法の知識が必要となります。

また、ガスの検出を的確に行うため、ガス送入部分の内装仕上げ材の撤去を行う必要も出てきます。

※弊社では、ガス調査は行っておりません

雨漏り調査の事例

実際の雨漏り調査の事例をご紹介いたします。

概要

■気象状況
晴れ

■仮設
状況により使用

■散水状況
・東面①②からの浸入水無し
・東面③からの浸入水有り
・東面④からの浸入水有り
・東面⑤からの浸入水有り

■漏水確認
・1F和室換気窓右上角木枠より漏水を確認
・1F和室天井部より漏水を確認
・2Fバルコニー防水層への漏水を確認
・1Fバルコニー下の軒天上に漏水を確認

■総括
侵入口であるシール部やサイディングのビス廻り、クラック、防水端末シール等、全体における経年劣化が原因と判断いたしました。建物自体が一般的な改修時期を超過しており、一時的な漏水補修は保証が出来ません。早期の改修工事をお勧め致します。

漏水箇所

まずは漏水箇所を確認します。以下の図面は写真撮影をした場所を示したものです。

  • 外部状況写真①:1F和室換気窓
    外部状況写真①:1F和室換気窓

    サッシ廻りのビス部分に施されている防水パッキンの劣化が確認できます。

  • 外部状況写真①:1F和室換気窓
    外部状況写真①:1F和室換気窓

    シーリングの経年劣化が確認できる。

  • 内部状況写真②:和室天井部
    内部状況写真②:和室天井部

    天井木板の間の目地部分に漏水と思われる染みが確認できる。

  • 内部状況写真②:和室天井部
    内部状況写真②:和室天井部

    天井廻り子と梁の部分に漏水と思われる染みが確認できる。

  • 内部状況写真②:和室天井部
    内部状況写真②:和室天井部

    天井木板の間の目地部分に漏水と思われる染みが確認できる。

  • 外部状況写真②:和室天井部
    外部状況写真②:和室天井部

    バルコニー内壁に経年劣化によるクラックが確認できる。

  • 外部状況写真②:和室天井部
    外部状況写真②:和室天井部

    FRP防水の防水層に漏水が原因と思われる浮きが確認できる。

  • 外部状況写真②:和室天井部
    外部状況写真②:和室天井部

    FRP防水とバルコニー内壁の端末部に経年によるシーリングの劣化が確認できる。

  • 外部状況写真③:1Fバルコニー下の軒天上
    外部状況写真③:1Fバルコニー下の軒天上

    サッシ廻りからの漏水と思われる染みが確認できる。

  • 外部状況写真③:1Fバルコニー下の軒天上
    外部状況写真③:1Fバルコニー下の軒天上

    サッシ廻りからの漏水と思われる染みが確認できる。

  • 内部状況写真④:2F洋室掃き出し窓
    内部状況写真④:2F洋室掃き出し窓

    サッシ廻りからの漏水と思われる染みが木枠に確認できる。

  • 外部状況写真④:2F洋室掃き出し窓
    外部状況写真④:2F洋室掃き出し窓

    全体的にシーリングの経年劣化が確認できる。

散水調査の実施

散水調査を行う時は、いくつかのセグメントに分けて調査を進めていきます。今回の事例では、赤枠で囲ったセグメント①~⑤へ約20分間の散水を行いました。散水順番は、①→⑤の昇順とします。

  • 外部状況③:外壁脆弱部
    外部状況③:外壁脆弱部

    散水前

  • 外部状況③:外壁脆弱部
    外部状況③:外壁脆弱部

    経年劣化している目地シール、ビス廻りサイディング脆弱部に散水

  • 内部状況③:1F和室換気窓
    内部状況③:1F和室換気窓

    サッシ廻りからの漏水を確認

  • 外部状況④:サイディングクラック部
    外部状況④:サイディングクラック部

    散水前

  • 外部状況④:サイディングクラック部
    外部状況④:サイディングクラック部

    経年劣化クラック部に散水

  • 外部状況④:手摺笠木端末シール
    外部状況④:手摺笠木端末シール

    散水前

  • 外部状況④:手摺笠木端末シール
    外部状況④:手摺笠木端末シール

    経年劣化で破断した手摺笠木端末シーリング部に散水

  • 外部状況④:FRP防水端末部
    外部状況④:FRP防水端末部

    散水前

  • 外部状況④:FRP防水端末部
    外部状況④:FRP防水端末部

    経年劣化で破断した端末シール部に散水

  • 外部状況④:FRP防水
    外部状況④:FRP防水

    FRP防水内部に回り込んだ漏水を確認

  • 外部状況④:バルコニー軒天部
    外部状況④:バルコニー軒天部

    軒天井より漏水を確認

  • 外部状況④:バルコニー軒天部
    外部状況④:バルコニー軒天部

    軒天井より漏水を確認

  • 内部状況④:1F和室天井部
    内部状況④:1F和室天井部

    天井より漏水による汚損を確認

  • 外部状況⑤:2F換気窓廻りシール
    外部状況⑤:2F換気窓廻りシール

    散水前

  • 外部状況⑤:2F換気窓廻りシール
    外部状況⑤:2F換気窓廻りシール

    経年劣化で破断したサッシ廻りシーリング部に散水

  • 内部状況写真⑤:1F和室換気窓
    内部状況写真⑤:1F和室換気窓

    木部サッシ廻りからの漏水を確認

悪徳業者には注意が必要

悪徳業者で施工をしてしまうと、無駄なメンテナンス費用が発生する可能性があるので注意が必要です。

例えば、悪徳業者の施工によって手抜きなどの意味のない工事が行われた場合、正式な工事をしようとした時に再度費用がかかってしまい、2重でお金を支払わなければならない状況になってしまいます。

悪徳業者を回避することによって、無駄なメンテナンス費用を発生させず、正しい工事を適正な価格で行うことが出来ます。そのため、優良業者の適切な施工を適正な価格で行うことが重要です。

また、よくある事例として、憶測で修繕を行って雨漏りが止まらずにイタチごっことなり、合計費用や最終工事の目途が見えなくなるケースもあるので、憶測での調査は厳禁となります。

無駄な工事費用は避ける為にも、関わりのある業者に依頼したり、業者の性質を見極めて工事を発注するようにしましょう。

まとめ

雨漏り調査には、目視調査、散水調査、ファイバースコープ調査など6種類の調査方法があり、それぞれ状況に応じて使い分けます。

雨漏り調査は、雨漏り診断士の資格を保有していても、原因を特定できない場合があるほど難しい調査です。

そのため、雨漏り調査を依頼する場合は、会社のホームページや過去の施工実績を見せてもらい、過去に雨漏りをしっかりと止めている実績があるかを確認したうえで、工事依頼をするようにしましょう。

また、専門家でも解決できない雨漏りのケースもあるので、1社でなく複数社で見積もりを取り、各業者の施工実績を確認することが工事を成功させるための秘訣です。

雨漏りは長期に渡り放置してしまうと、カビ等の発生によりアレルギー症状などを発症させる場合もあります。可能な限り最短での原因特定・対策が大切です。

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