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山下 文佳
塗装工事は、平均でも100万円前後する高額なリフォームです。そのため、現金一括ではなくローンやクレジット決済などの支払い方法を選択する方もいます。
このページでは、塗装工事の支払い方法・タイミング・各方法のメリット・デメリット、悪徳業者の支払いパターン、リフォームローン・税制優遇まで詳しく解説します。

外壁・屋根塗装は平均80〜150万円の高額な工事です。支払い方法・タイミングを間違えると、
・業者の持ち逃げや夜逃げで全額損失
・手抜き工事の温床(先に支払い済みだから業者が手を抜く)
・ご家計を圧迫する一括払いで生活に支障
・クレジット限度額オーバーで支払い不能
といったリスクが発生します。
このページの結論は以下のとおりです。
・支払い方法は「現金(振込)」「クレジットカード」「リフォームローン」「財形貯蓄」の4種類
・支払いタイミングは「完工後一括」または「半金前払い・半金完工後」が安全
・全額前払いまたは着工前に大金を払う形は絶対に避ける
・リフォームローンで月々の負担を抑えることも可能
このページでは、各支払い方法の詳細、悪徳業者の典型的な支払いパターン、税制優遇まで、お客様が後悔しない資金計画を立てるための情報をお伝えします。
塗装工事の支払い方法は大きく4種類あります。それぞれ特徴・メリット・デメリットが異なります。
最も一般的な支払い方法です。現金を直接渡す、または銀行振込となります。
メリット:手続きがシンプル、金利がかからない、業者選択の幅が広い
デメリット:まとまった資金が必要、振込手数料はお客様負担
クレジットカード払いの場合、お支払い金額に上限を設けている業者もいます。弊社の場合だと50万円までがクレジット決済可能です。
※工事金額が50万円以上の場合、残金は現金払い・ローン払いのいずれかでお支払いとなります。
メリット:ポイント還元、分割払い・リボ払いが可能、領収書代わりに利用明細
デメリット:カード会社の手数料を業者が負担するため対応業者が限定的、利用限度額の問題
金融機関のリフォーム専用ローンを利用できます。塗装会社が提携しているローン会社か、お客様ご自身で探して契約するパターンがあります。
金利は会社によって異なり、提携ローン会社(イオンプロダクトファイナンス・ジャックス・オリコ)の場合だと、金利2.15~3.4%です。
メリット:月々定額で負担分散、手元の現金を残せる、長期返済可能(5〜15年)
デメリット:金利が発生、審査がある、書類手続きが必要
財形貯蓄とは、お客様が勤めている会社が提供している制度となります。(会社によりない場合あり)
会社を通じた貯金になり、毎月給料日に自動的に決まった金額が指定の銀行口座に振り込まれる仕組みです。引き出しには限りがないので、申請を申し出ればいつでも引き出すことができます。
メリット:低金利、税制優遇あり
デメリット:勤務先で財形貯蓄制度を導入している必要あり、条件が厳しい
| 項目 | 現金払い | クレジットカード | リフォームローン | 財形貯蓄 |
|---|---|---|---|---|
| 利用しやすさ | ◎ | ○ | ○ | △ |
| 金利・手数料 | 振込手数料のみ | カード手数料 | 金利1.5〜5% | 低金利 |
| 月々の負担 | 大きい | 中(分割時) | 小 | 小 |
| 対応業者数 | ほぼ全業者 | 一部業者 | 多くの業者 | 限定的 |
| 手続きの簡易性 | ◎ | ◎ | △ | △ |
ご家庭の資金状況によって最適な支払い方法は異なります。業者の対応方法も契約前に必ず確認しましょう。
塗装工事の支払いは、いつ・どのタイミングで行うかで安全性が大きく変わります。
工事が終わってから全額を支払う方法です。
安全性:★★★★★
メリット:業者の持ち逃げリスクなし、仕上がりに納得してから支払える
採用業者:戸建て住宅であれば多め。資金力のある優良業者。
着工時に半額、完工時に残額を支払う方法です。戸建て住宅の外壁塗装では最も一般的な支払いタイミングとなります。
安全性:★★★★☆
メリット:業者の運転資金確保とお客様のリスクのバランスが取れている
採用業者:最も多いパターン
契約時3〜4割、中間時3〜4割、完工後3〜4割と3回に分けて支払う方法です。マンションやビルなどの大型物件で採用されるケースが多いです。
安全性:★★★★☆
メリット:業者の運転資金確保とお客様のリスクのバランスが取れている
採用業者:マンション・ビル工事を扱っている業者であれば一般的
着工前に大半を支払い、完工時に少額残額を支払う方法です。お客様側にとってはメリットは無いと言えます。
安全性:★★☆☆☆
メリット:業者の材料費調達が容易
採用業者:一部。資金が不足している自転車操業の可能性あり。
契約時に全額支払う方法です。全額前払いを提案された場合はキッパリと断り、その業者との契約は絶対にしないようにしましょう。
安全性:★☆☆☆☆
リスク:業者の持ち逃げ、手抜き工事をされる可能性が非常に高い
採用業者:悪徳業者の典型
「契約時に全額支払う」を提案・要求する業者は、ほぼ確実に悪徳業者です。
業者から「全額前払い」を提案されたときは契約を見送るのが賢明です。すでに契約済みの場合は、8日以内であればクーリングオフが適用される可能性があります。
■持ち逃げのリスク
お金を受け取った後、工事に着手せず連絡が取れなくなる可能性があります。最悪のケースでは業者が夜逃げ・倒産し、お金は返ってきません。
■手抜き工事のリスク
すでに全額を受け取った業者には、丁寧に工事を進める理由がありません。 塗装回数を減らす・希釈率を上げる・低品質塗料を使うなどの手抜きが起きやすくなります。
■追加請求のリスク
「下地が想像以上に劣化していた」「追加工事が必要」と言われ、すでに支払い済みの金額に上乗せ請求されるケースも考えられます。
■クーリングオフ困難
工事が始まる前に多額を支払っていると、クーリングオフ後の返金トラブルが発生しやすいです。
→ 関連記事:外壁・屋根塗装のよくあるトラブル
| 項目 | 健全な前払い | 危険な前払い |
|---|---|---|
| 金額の比率 | 30〜50% | 80〜100% |
| 業者の信用 | 創業年数長・実績多数 | 創業浅・実績不明 |
| 契約書の充実 | 詳細な内容明記 | 簡素・不透明 |
| 保証書発行 | あり | なし |
| 連絡先・所在地 | 明確 | 曖昧 |
前払いそのものは違法ではありませんが、全額前払いはどんな状況でも避けるべきです。
塗装工事の費用を一括で用意するのが難しい場合、リフォームローンの利用が有効です。
塗装業者が金融機関と提携してリフォームローンを提供している場合もありますので、ローンを検討中の方は業者にも相談してみるのがいいでしょう。申請手続きを業者がサポートしてくれたり、独自の低金利を用意している業者もいます。
■有担保ローン
土地・建物を担保にするローンです。低金利で高額借入が可能ですが、担保設定の費用と手続きが必要です。
金利:1.0〜3.0%(低金利)ただし、金融機関や時期によって異なります
借入限度額:500〜1,000万円
■無担保ローン
担保不要、保証人不要のケースが多いです。手続きが簡単で短期間で借入可能というメリットがあります。
金利:2.0〜15.0%
借入限度額:500〜1,000万円程度
※金利・限度額の数値は目安です。最新の情報は各金融機関をご確認ください。
■金利
低金利ほどお得です。同じ100万円でも、金利2.0%と5.0%では総支払額が大きく違ってきます。
■返済期間
長期返済で月々の負担を下げるか、短期返済で金利負担を抑えるか、ライフプランに合わせて選ぶことが重要です。
■繰り上げ返済の可否・手数料
将来余裕ができた時に繰り上げ返済できるかチェックすることも大切なポイントです。
■団体信用生命保険の付帯
万一の場合に残債が免除される保険です。有担保ローンで一般的ですが、無担保でも付帯商品として用意されているケースもあります。
| 借入額 | 金利 | 返済期間 | 月々返済額 | 総支払額 |
|---|---|---|---|---|
| 100万円 | 2.5% | 5年 | 約17,750円 | 約106.5万円 |
| 100万円 | 2.5% | 10年 | 約9,430円 | 約113.2万円 |
| 150万円 | 2.5% | 10年 | 約14,140円 | 約169.7万円 |
| 200万円 | 2.5% | 10年 | 約18,860円 | 約226.3万円 |
※金融機関や個人の与信状況によって金利は変動します。
近年、クレジットカード払いに対応する塗装業者も増えています。便利な反面、いくつか注意点があります。
・ポイント還元でお得
・分割払い、リボ払いで月々の負担を分散
・支払い時期を1〜2ヶ月後ろにずらせる(カード締め日まで)
・現金振込と比較すると振込手数料が不要
■利用限度額の制限
クレジットカードの利用限度額は、カードの種類や個人の与信状況によって大きく異なりますが、100万~300万円程度が一般的です。そのため、限度額によっては塗装工事の総額を一括決済できないケースもあります。
■業者の手数料負担
クレジットカード払いで支払う場合、塗装業者はカード会社への手数料として支払額の3〜5%を負担しなければなりません。
そのため、カード払いに対応していない業者もいます。カード払いを希望の場合は、あらかじめ対応している業者に絞って探す必要があります。
■分割払い・リボ払いの金利
分割払い・リボ払いには金利(年利10〜18%)がかかります。リフォームローンより高金利になることも多いため、安易に分割払い・リボ払いを選択するのはオススメできません。
■一括払い・2回払いがおすすめ
金利を抑えるには、一括払いまたは2回払い(金利無料)が理想です。月々の支払いを減らしたいと考える方もいるかと思いますが、総額でみると高額になってしまうケースも多いため要注意です。
会社員の方は、財形貯蓄制度を塗装工事の支払いに活用できる場合があります。
財形貯蓄とは勤労者財産形成貯蓄制度の略で、毎月給料の一部が指定した口座に自動的に振り込まれるシステムです。勤務先が制度を導入している場合、給料天引きで積み立てる貯蓄制度となります。
【財形貯蓄の種類】
| 種類 | 目的 | 塗装工事への利用 |
|---|---|---|
| 一般財形貯蓄 | 使用目的自由 | ○ 自由に利用可能 |
| 財形住宅貯蓄 | 住宅取得・リフォーム | ◎ 塗装にも利用可能 |
| 財形年金貯蓄 | 老後資金 | ✕ 老後資金目的のため、目的外払出しをすると課税対象になる |
・リフォーム費用が75万円を超える
・住宅の床面積が50㎡以上
・勤労者本人がリフォーム後の住宅に居住
・居住用以外もリフォームする場合、居住用部分の費用が全体の1/2以上
・財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄の合計で元利550万円まで非課税
・低金利で借入可能(財形持家融資)
・給料天引きで自動的に貯蓄できる
1.勤務先の総務・人事に財形貯蓄の利用申請
2.払い戻し(または借入)の手続き
3.塗装工事の支払いに充当
・勤務先が財形貯蓄制度を導入していることが前提
・加入時に55歳未満であること
・払戻には書類提出と一定の手続き期間が必要
児玉塗装では、現金払いはもちろんこと、クレジットカード払い・リフォームローンにも対応しております。
児玉塗装では、50万円までクレジットカード決済が可能です。主要カードブランド対応しております。
工事金額が50万円を超える場合、残金は現金払いまたはリフォームローンでお支払いいただけます。
児玉塗装では、業界最低水準の金利2.2%のリフォームローンをご用意しています。融資金額55万円から、月々9,919円程度から塗装工事を始められます。
リフォームローンをご検討の方は、弊社スタッフにお気軽にご質問ください。
リフォームローンをご利用の際は審査がございますので、ローン会社からの返答が3営業日程要する場合がございます。
→ 関連記事:ローン・クレジットなど各種対応の「支払い体制」
A. 最も多いのは「施工前半分・施工後半分」の2回払いです。次に多いのが「全額施工後払い」です。3分割は大型物件で見られます。
A. はい、問題ありません。全額前払いは悪徳業者の典型パターンです。優良業者は要求しません。
A. 業者によって異なります。契約前に確認しましょう。多くの業者ではお客様負担が一般的です。
A. もちろん発行されます。領収書または振込明細を必ず受け取り、保管してください。確定申告や税制優遇申請の際に必要です。
A. 2回払いまでは金利無料のカードが多いですが、3回以上は金利(年利10〜18%)がかかります。リフォームローン(金利2〜5%)のほうがお得なことが多いです。
A. 提携ローンが通らなかった場合でも、他の金融機関で審査を受けられます。または現金払い・クレジットでの分割払いを検討しましょう。
A. 状況により異なります。契約書の解約条項に従って、完了済みの工事費用とキャンセル料を差し引いた金額が返金されます。クーリングオフ期間内なら全額返金の可能性もあります。
A. 契約者と支払い者が異なる場合でも問題ありませんが、契約書の名義と支払い者を業者に明確に伝える必要があります。
工事金額のお支払い方法は、リフォームローン・現金お支払い・クレジット決済とあります。
塗装工事の金額は安くはないため、ご家庭でお子様の入学やその他家電の交換時期など、未来のお金の動きを予測し計算したうえで決済方法を選定すれば、生活を圧迫せずにすみます。
まずは、ご自宅のお支払い状況の確認し工事金額と照らし、合わせお支払い方法を決めれば失敗なくリフォーム工事を行うことができます。
お気軽に
満足度93.2%!